あのぐんぐん伸びてく巨大な木、
あれがうちの庭にもあったら…。
と何度思ったことか…。
小学生の草壁サツキとメイは
父と一緒に田舎の農村へ引っ越してくる。
そこはオバケが出るというボロ家だった。
ジブリでは千と千尋に並ぶ
トップクラスで好きな作品。
まるでウチの実家のような
そんな農村が舞台というだけで
どれだけ心躍ったことか。
どれだけトトロを夢見たことか。
サツキとメイは田舎大好き、
ボロ家大好き、オバケ大好き。
そんな姉妹のひと夏の冒険。
子供にしか見えないオバケ。
子供にしか見えない、素敵な冒険。
宮崎監督は
田舎を知らない都会の子供たちに
田舎を知ってもらいたい、と
細かなところまで工夫を凝らしたとか。
地下水汲み上げの水道とか
五右衛門風呂とか、
田舎ならではの風景がたくさん。
懐かしい、と思う人も多いかも。
サツキとメイの冒険はもちろん、
日常の風景も、今見るとなんだか懐かしい。
「サーツキちゃーん!」「はーーーい!」
ってご飯をかっ込む、あの朝の風景が
とても懐かしかった(笑)。
今見ると、少年時代には感じなかった
そんな思いを感じることができる、
何度見ても楽しい、そんな映画です。