せーや

となりのトトロのせーやのレビュー・感想・評価

となりのトトロ(1988年製作の映画)
5.0
あのぐんぐん伸びてく巨大な木、
あれがうちの庭にもあったら…。
と何度思ったことか…。

小学生の草壁サツキとメイは
父と一緒に田舎の農村へ引っ越してくる。
そこはオバケが出るというボロ家だった。

ジブリでは千と千尋に並ぶ
トップクラスで好きな作品。

まるでウチの実家のような
そんな農村が舞台というだけで
どれだけ心躍ったことか。
どれだけトトロを夢見たことか。

サツキとメイは田舎大好き、
ボロ家大好き、オバケ大好き。
そんな姉妹のひと夏の冒険。

子供にしか見えないオバケ。
子供にしか見えない、素敵な冒険。

宮崎監督は
田舎を知らない都会の子供たちに
田舎を知ってもらいたい、と
細かなところまで工夫を凝らしたとか。

地下水汲み上げの水道とか
五右衛門風呂とか、
田舎ならではの風景がたくさん。
懐かしい、と思う人も多いかも。

サツキとメイの冒険はもちろん、
日常の風景も、今見るとなんだか懐かしい。
「サーツキちゃーん!」「はーーーい!」
ってご飯をかっ込む、あの朝の風景が
とても懐かしかった(笑)。

今見ると、少年時代には感じなかった
そんな思いを感じることができる、
何度見ても楽しい、そんな映画です。
せーや

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