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太陽を盗んだ男のStormHunterのレビュー・感想・評価

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)
3.8
・あらすじ
中学校の理科教師・城戸は、原発に侵入してプルトニウムを盗み出し、自宅で原子爆弾の製造に成功。警察に脅迫電話を掛けると、以前バスジャック事件に遭遇した際に知り合った山下警部を交渉相手に指名する。明確な目的も思想も持たない城戸は、テレビの野球中継を試合終了まで放送させるよう要求したり、ラジオ番組を通して次の要求を募集したりと、行き当たりばったりの犯行を続けるが……。

とりあえず核作ったマンの話。
かなりヤベェ奴の作品でした。
本作で面白いのは、核を作った動機とかがあやふやで、沢田研二が真顔でエグい事件を起こしていくところです。
ビールを飲みながら金属プルトニウムの合成をやってのけるんだから、ヘンな映画ですわ。
思想や背景もなんにもなく、ただ核を作って国家を煽る男の話でした。
映画史に残る過激さですよね。
なのでこれは多分今では放送できない作品なんじゃないですかねー。核の作り方とか出てくるし。

バックが何もないからこその恐怖というか、誰もが城戸になりうる可能性を秘めている事を暗に伝えているような感覚がしました。

気になった方は是非✅
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