かなみ

太陽を盗んだ男のかなみのネタバレレビュー・内容・結末

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

序盤から中盤が最高にかっこいい。
原爆という人間には大きすぎたエネルギーの質量そのものは、人の行動力にまったく釣り合っていないものだ。ロマンスとカタルシスでは覆えないほどに男は疾走し暴走し、果てには無理解と無秩序に到達する。あえて男の内実や心の内を晒さないことで鑑賞者に肯定や否定の余地を与えない。太陽のように煌々としたエネルギーは、眩しい理想の世界から取り出すべきでは無いのだろうか。
かなみ

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