もしも、核爆弾を個人が保有したら…
圧倒的熱量で描く超カルト映画
沢田研二vs菅原文太
まず物語云々よりもジュリーが凄く色男でかっこよかった。さいたまスーパーアリーナでのライブをドタキャンしたおじいちゃんというイメージしか無かったが、若い頃がこんなにもかっこよかったなんて知らなかった。
菅原文太さんは相変わらずかっこいいじゃけぇのお。
で、肝心の物語はと言えば、「狂ってる」の一言に尽きる。ごく平凡な教師が核爆弾作っちゃう時点でやばいのだが、国への要求が野球中継を最後まで見せろ!とか、ストーンズの来日公演をやれ!とか。
序盤のとある事件に感化されたものの、無欲なので何をしたらいいか分からない。どうしたいんだと自分に問いかける。
そしてついに核を脅しに大金を要求したのでいよいよか!っと思ったら、ターザンやらゾンビやらワイスピかと見間違うカーアクションの畳み掛け。菅原文太さんは無敵状態だし。
でも、不思議とひでぇなこれとはならない。
めちゃくちゃなことをやってるけど、むしろそれがいいとまで思えてくる。しびれた。