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メメントのkazu1961のレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
4.3
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-002 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-509

🖋クリストファー・ノーランの名を世に知らしめた作品ですよね!!初見の時に大きな衝撃を受けた作品です。その時間軸の操り方の巧みさに驚き、そして驚愕のラストの事実にまたまた驚き、凄い監督だ!!と認識した作品でした。

🖋物語は、前向性健忘(発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう症状)という記憶障害に見舞われた男が、最愛の妻を殺した犯人を追う異色サスペンスです。この状況に置かれた主人公の心理を表すために、“カラーパート”で時系列が逆に進行し、“モノクロパート”では時系列がそのまま進行します。それが交差しながら描かれ、それが交わった所で全てのことが明らかになる、そんなトリッキーな脚本で構成された作品です。凄い!!

🖋 前向性健忘の主人公の断片の事実だけを追いかけることになるので、鑑賞してる我々もその事実しかわからないため、見事に主人公に感情移入してしまいます。ほんと驚きの脚本と演出です。そしてラストの驚愕の事実、最初は悲劇の主人公が復讐を果たす映画と思ってみていましたが、見事に良い意味で裏切られました。まさにクリストファー・ノーランは天才ですね。

😵Story:(参考: yahoo movies )
ロサンジェルスで保険の調査員をしていたレナード。ある日、何者かが家に侵入し、妻がレイプされたうえ殺害されてしまう。その光景を目撃してしまったレナードはショックで前向性健忘となってしまう。彼は記憶を消さないためポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら犯人の手掛かりを追っていく……。

🔸Database🔸
・邦題 :『メメント』
・原題 :『Memento』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2000
・日本公開 : 2001/11/03
・上映時間 : 113分
・受賞 : ※※※
・監督 : クリストファー・ノーラン
・脚本 : クリストファー・ノーラン
・原作 : ジョナサン・ノーラン『Memento Mori』
・撮影 : ウォーリー・フィスター
・音楽 : デヴィッド・ジュリアン
・出演 : ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス、ジョー・パントリアーノ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
強盗犯に襲われて妻を失い、頭部を損傷し、約10分間しか記憶を保てない前向性健忘という記憶障害になったレナード。彼は、ポラロイド写真にメモを書き、体中にタトゥーを彫って記憶を繋ぎ止めながら、犯人を追う。実在するこの障害を持つ男を主人公に、時間を遡りながら出来事を描くという大胆な構成が話題を呼び、全米でインディペンデントでは異例のヒットを記録。監督は本作が第2作の新鋭、クリストファー・ノーラン。
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