SachikoInoue

メメントのSachikoInoueのレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
4.9
お、おもしろい!!!
ラスト、え⁈これで終わり⁈えー⁈
だった。

記憶ほど、主観的で不確かなものはない。
ならば、アウトプットしたメモや写真なら客観的か。
この作品を観てどうやら、メモも写真もどうやら不確かだ。
なぜなら、どちらも第三者がやったものではなく、当事者がとりたいように切り取ったものだから。

物語は結末とされるところから始まる。
進むにつれて段々と真相に近づいてくる。
いや、より複雑に展開してる気がする。
誰もが怪しい。主人公でさえも。

最初は主人公レナードに感情移入して、果たして、彼の目的は達成されるのか、いや、達成して欲しいと応援までしていたのが、後半は、レナードが徐々に暴走と狂気に走り始めるのをみて、心拍数は不安に多くなる。

度々、出てくるサミーの話し。
これも本当にいた人物なのか、実はレナードのことなのか…。
誰も信じられなくなるのは、テディの写真にメモされた、やつの嘘を信じるな、という言葉による効果からか。

これは何度も観たくなる作品!
DVDに監督のインタビューが収録されていた。そこで、何度も観られることを想定したと言っていた。
まんまとその罠にはまりました!

フォロウィングもぜひ観たい!!
SachikoInoue

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