のぶ

メメントののぶのレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
5.0
ノーラン監督は厨二病風に表すと時間の魔術師とでも言うんだろうか、毎回毎回心地よく伏線と時間のトリックに脳内を振り回され、クエスチョンマークいっぱいで最後のシーンを見るとピタリとパズルのピースがハマる感覚が最高に心地いい。
一回目と2回目で抱く感想が全然違うスルメ映画だから何度でも見れて最高だった

2回目を劇場で鑑賞。数年経ってみると昔見た頃よりも様々な点に気づけて嬉しかった。ストーリーの理解度はもちろん、最後の終わり方のもつ意味も理解出来た。世界は物質としては変わらずに存在しているけど、それに意味を自ら与えて初めてその物質が意味ある存在になる。恋人も恋人と認識できなければ意味が無いし、思い入れのある物もただの汚い物に変わってしまう。記憶は自分と世界を繋げる鎖のようなもの。
のぶ

のぶ