はさみのり

メメントのはさみのりのネタバレレビュー・内容・結末

メメント(2000年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

難解モノ🤔

有名作品をようやく鑑賞🎞
配信で観れて良かった👍
途中ちょっと戻ったり出来たから😅

冒頭ポラロイド写真が
徐々に薄く白くなっていくので、
逆再生になってる事が分かり、
主人公レナードが10分しか記憶が持たない事を知る。

ちょいちょい挟まれるモノクロシーンと
主のカラー映像のつぎはぎした記憶。
何度も同じシーンが流れたり難解💦

レナードは大事な事を忘れない様に
写真を撮ったり、メモしたり、
全身にタトゥーを刻み残している。

あれ⁈と思うと必ずそれらの記録を見て確認👆
おのずと鑑賞者も彼目線で観るので、
彼の苦悩に共感しながら観るかんじ👀

最後には誰が誰を殺したのか、
誰がどういうヤツだったのか、等
分かってくるけど、
本当のところは闇のまま。

レナード役にガイ・ピアース。
自分は「プリシラ」が好きなので、
全然違う難解な役をしてるなぁ、と
自分なりに見応えあった。

ただ思ったのは、
其々の記録やメッセージに日付け迄入れてたら
これほど悩まなかったんじゃ⁈と😅
何度も確認するメモがいつの物か分からないから
そのメモ自体を信じて良いのかどうかも分からなくなる歯痒さ😓


メメント=ラテン語で"思い出せ""忘れるな"
元々は監督の弟が"メメントモリ"で短編を作り、
そこから本作の構想を始めたとか。
よーこんなの思い付くなぁ〜


因みに、
絵もたまに観に行くけど、
"メメントモリ(死を忘れるな)"は
"ヴァニタス(空虚)"と並んで、
中世ヨーロッパの有名絵画🖼で
テーマにされる事が多い。

花や時計とドクロ💀を並べて描き(対比)、
"生と死""死を恐れるな"
"今華やかな生活でも誰もが同じ死を迎える"等、
当時の死生観を表現しているんだとか。
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