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メメントの00000のネタバレレビュー・内容・結末

メメント(2000年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ギトギトのノーラン節。心理学的なアイデアが多くて面白いし、観ている側が感じるよく分からない感がレナードの健忘の疑似体験になるのは見事。

細切れに見てしまったこともあり後半もはや自分でこの脚本をきっちり読み解いてやろう!の気持ちは諦め、見終えてから解説考察を読んで完成した。ノーラン、私の理解力の低さもあると思うが「ググって完成する作品」という感じ。

記憶が当てにならないってのは本当にそうで、犯人の目撃情報を全然違うことを言ってしまう(決して嘘を言おうとかではなく、本人は本当にそう「記憶」してる)事例を思い出した。
でも記録も結局レナードのように残したい記録だけでは事実ではないし、その記録に「解釈」が生まれたらますます事実でなくなる。というか、事実って何なんだろうね。私たちが事実だと思っていることが本当にそうか、どうやって証明できるのだろう。大半の人が知覚しているものが事実とされているだけなのかも。大半の人が知覚している景色が事実とされていても、違う動物から見たら違う色彩やパースで写っているかもしれなくて、各個体の見ているものに対してどれが「正しい」なんて言えない気がする。
…とか考え出すとやっぱり心理学面白!!!!ってなる。
インセプションも見返したいなー
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