櫻子の勝手にシネマ

メメントの櫻子の勝手にシネマのレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
4.2
まず最初に言っておく。
この映画は非常に小難しい(笑)

構成としては、時系列が逆向きに進行する『カラーパート』と、時系列がそのまま進行する『モノクロパート』に分かれている。
『カラーパート』と『モノクロパート』は順番に繋がっていて、ある時点になるとそれが交わる、という「何じゃそりゃ?」なストーリー構造になっている。
うーん、自分でも説明してて頭がこんがらがってきた…(笑)

物語としてはわりと単純。
ある事件により妻を失い、自身も記憶障害に冒されてしまう主人公レナード(ガイ・ピアース)。
妻を殺害した犯人に復讐すべく、10分間しか記憶が持たないが、ポラロイド写真やメモ、自らの身体にタトゥーを入れるなど、様々な工夫を凝らしてそれらを頼りに犯人を追う…というストーリー。

主人公の記憶が10分間しか持たないので、観ているこちらも気が抜けない。
細切れになった情報を整理しながら観る必要がある。
ちょっと気を抜いたり他の事を考えていたりすると話がチンプンカンプンになってしまうので最後まで集中…集中…集中…(笑)

因みにこの時間軸、最後はカラーパートとモノクロパートが交錯して1つの時間軸になるのだが、その演出が面白かった。

若かりし頃のガイ・ピアースがめちゃくちゃイケメン♡
他にもマトリックスでトリニティー役としてお馴染みのキャリー=アン・モス、同じくマトリックスでサイファー役のジョー・パントリアーノも出演しているのでチェックしながら観るのもオススメだ。