「フォロウィング」に続き「オッペンハイマー」公開記念のリバイバル上映で鑑賞。
CSを契約していた頃に観た事はあったけど劇場では初鑑賞でした。
結構内容を忘れていたけど主人公レナードが10分経つと経験した事を忘れてしまう短期記憶障害で、尚且つ時系列の最後から10分刻みで遡る間にレナード自身の回想が白黒の一人称で挟まれるという「オッペンハイマー」にまで引き継がれる複雑な構成に幻惑される。
キャリー=アン・モス、ジョー・パントリアーノという「マトリックス」の主要キャスト二人を起用したことからもこの映画が現実と虚構の垣根をあやふやにして観客を煙に巻こうというノーランの意図が透けてくる。
それにしても通算二回目を観終わってなお、主人公レナードの動機が分からなかったというのが我ながら不甲斐ない。