18年ぶりくらいに再鑑賞
わかりにくそうでわかりやすそうでわかりにくい映画、まさにクリストファー・ノーラン。この映画で彼を知ったんだ、と懐かしい気持ちになった
そして改めて観て、モノクロとカラーの使い方がポラロイドを撮った時の表現とシンクロしている粋な演出に気付いてグッときた
観れば観るほど面白い
すごい作品
レニーがやっていることって、他人事のようで自分もやってしまっているようなことなのが怖い。自分に都合のいい記憶をいつのまにか選択していて、勝手に書き換える。気づかないうちにいくつかそんなふうに書き換えられている記憶もたくさんあるだろう。記憶と記録は別物。
きっとまた10年後くらいに観て、新たな発見をして、「絶対こうだった」と思っていたことが覆されたりするんだろう。人間の記憶なんてそんなもん。