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マシンガン・プリーチャーのmhのネタバレレビュー・内容・結末

マシンガン・プリーチャー(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

いまもスーダンで活動している実在の人物を映画化。
半グレ時代のくだりはさらっとすませているものの、どうにも隠しきれないクズっぷりがナイス。
ここまでテンポがいい序盤はなかなかお目にかかれない。
奥さんも奥さんでなかなかの人物になってて、ただの美談にはしてないのが誠実だし、好印象。
スナイパーを殺してみたらのプロットは「フルメタルジャケット」でもおなじみだけどやっぱり強烈だね。
全員車に乗れないから俺は残るエンドには、ちょっとポカンとしてしまった。
続くスライドで、武装勢力と物理的に戦うことへの正当化みたいな名言が添えられる。
主人公の印象が悪くなるような締めくくりかたが珍しいけど、ようするに問題の多い人物なんだろうね。
余人にはまねできない人道的な活動をしているものの、いっぽうでそれは短慮で偏執的ななにかであることもつまびらかにしてくれている。
ドル箱アクションスターであるジェラルドバトラーがこんな役を演じてるというのもレアでいいね!
面白かった。
mh

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