パンケーキレンズ

マシンガン・プリーチャーのパンケーキレンズのレビュー・感想・評価

マシンガン・プリーチャー(2011年製作の映画)
4.0
アフリカ内戦での子供達を救う為に活動する、牧師の実話

エンタメアクションからヒューマンドラマまで、何でもそつなくこなすマーク・フォースター監督の、暴力とその解決への視点が、問題提起となって描かれ、考えさせられる映画に仕上がっています

十字架とマシンガンに込められた正義

憎しみと暴力の連鎖(内戦)に身を投じる牧師を、ただ一点から描きだすことで、その正当性が余計に問われる構造になってるんですね

ただ
牧師が、犯罪に染まった道から、神によって救われたように

牧師によって救われた、たくさんの子供達がアフリカにいること

その使命と呼ばれる「行動力」には、心を動かされるものがあります

殺らねば、殺られる…
恐怖と暴力によって支配された過酷な地域が、この世界にまだ存在する現実
自分の子供が危険にさらされたら、同じことをするかもしれない…

悪にはとことん立ち向かい
守るべき者は手段を選ばず守る
という、イーストウッドの西部劇のような精神を感じた
しかし、こちらは現実なのだ!
その主人公に、ジェラルド・バトラーはハマりすぎるほどマッチしている!