世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶を配信している動画配信サービス

『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶

世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶が配信されているサービス一覧

世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』に投稿された感想・評価

No.3204

『単純に、今に残っていることの不思議さ』

=======================

1994年に、世界最古の壁画(3万2千年前!)が発見された、フランスのショーヴエ洞窟。
 
息を呑むような美しさに加え、幽玄な洞窟内と、迫力のある壁画群に、鬼才ヴェルナー・ヘルツォークが迫った異色のドキュメンタリー。

DVDレンタルで見たので、3Dではなく通常版でしたが、

それでも見入ってしまいました。

===================

ヘルツォークは劇映画だけでなく、ドキュメンタリーもたくさん撮っているけど、どれも面白い。
yaaa

yaaaの感想・評価

4.0
1994年。南フランス・洞窟で世界最古の壁画が発見。政府は壁画保持のため立ち入り禁止にする。その洞窟へ政府の許可を得た我らがヴェルナー・ヘルツォークが乗り込む。
世界最古の壁画についてのドキュメンタリーなんだがとっても優雅で豊潤な時間を体験できる映画である。
NHK特集的アプローチをしてなくて、壁画を通して人類の表現することのロマンに迫っているのがよい。
象形的図柄でなく、写実的であり漫画チックな壁画が3万2千年前に書かれたことに驚く。
壁画うんぬんはあまりなく、監督自身照明当てたり、サーカス団上がりの科学者や地表の割れ目から匂いを嗅いで洞窟を探し当てるおっさんなんか出てきて人間力も感じる。
歴史の中でトンデモ行為する人々を描いてきたヴェルナー・ヘルツォークだからこそ、素晴らしい壁画が書かれていたという人間力のアメージングを探ろうとするのはよくわかる。
こんなことありましたよというドキュメンタリーでなく森達也的作り手の意思入りまくりの作りだからこそ、豊かな壁画を書く祖先から続く文化のリレーを断ち切ろうとする現代にズドーンと警鐘するラストは心に響きすぎます。
3Dで観たかったな。
カラン

カランの感想・評価

4.0
3万2千年前の壁画がフランスの峡谷で発見されたらしい。探検家たちが峡谷の岩壁にへばりついて探索し、岩石で入口が覆われて洞窟内部が完全に覆われているのを、たしか、わずかに漏れでる空気を察知して?見つけたようだ。壁画は凄いですよ。私はソシュール的な言語一元論者なのですが、ボノボの人間的性行為の映像と同じくらい、考え直さないといけないかもなと、強いインパクトを受けましたね。ものすごい上手で、まわりにホラアナグマの爪痕が刻まれているのも、悠久の彼方の表現である気がしましたね。

木だけの葡萄畑のような素朴で高さのない平面から、遠景を撮りながら峡谷に降りていくハレとケの対比による一連のショットは、リドリー・スコットの『プロメテウス』のオープニングの人類の起源にまつわるシーンよりも、私はずっとゾクゾクした。その後の映像は普通 (爆)。

この洞窟は、入口を覆っていた岩石によって密封されていたので、タイムカプセルのように太古の空気をそのまま封じており、時代の臭いまで残しているという。で、内部の空気を保存するために、入口は金庫のような重厚な鉄扉がつけられており、内部には鉄のレールのような足場が組まれているが、そこからはみ出すことは決して許されない。調査チームの吐く息のせいで内部にカビが生まれて、もはや立ち入りを全面的に禁じるということにもなってしまったようなロケーションでの撮影なのである。ヘルツォークも「狭すぎて撮影班が写り込んでしまう。」と漏らしており、ときどき登場することになる。内部には樹木の根からでる有毒な二酸化炭素が満ちている場所もあり、長期の撮影がそもそも可能でなかったようだ。

奥まったところの天井からつららのように垂れた岩に、野獣と人間の女がまぐわるような壁画が描かれていた。「それはこれ以上は撮影はできません、その岩に近づくための足場を周辺が脆いので作れないからです。」と言われるのだが、そこは『フィツカラルド』を撮ったヘルツォーク、カメラに長い柄をつけて撮影の許可をもぎ取る。たぶんしつこく撮らせろ撮らせろってせがんだのだと思う。

ヘルツォークは映画のためという名目であまりにも強引になり過ぎてる気がして、好きになれなかった。だって、撮影のためにアマゾンの山を裸にしちゃだめでしょう。アマゾンに西洋のオペラを鳴り響かせるって発想がそもそもただの西洋中心主義、植民地主義、なんと言おうと帝国主義でしょう。あんな映画を観て喜ぶなんてのは、為すところを知らざればなり、恥知らずにも暴力に加担しているようなもんでしょ! あの自分の夢とかいいながら乱痴気騒ぎを南米のジャングルで起こしたフィツカラルドという白人は、まったくもってヘルツォーク本人のことだろうって思ってた。だからヘルツォークはあまり好きじゃなかったし、許せないやつだなぐらいに思ってた。しかしこのドキュメントを観ていたら、少し好きになってきた(笑)

ドキュメントなんだけど、ツッコミが激しいのも、爽快。よく、そんなのは分かってるから、もっと深く探求しろっていう番組があるけど、これは違う。映像の素材が限られているからなのか、センターでもフィールドでも専門家に話を聞くのだが、学者があれこれ言うと、逆に喋れなくなるような返しをする。「この武器は、こうやって長い柄につけて投げることで、マンモスを倒したのだと思われます」って、アインシュタインのようなおじさんが得意げに古代の武器を投げてみせると、ヘルツォークは「それではマンモスは倒せないと思う」と言って学者を苦笑いさせる。発言からかなりの学識があるようで、顔も怖いから、学者たちは困っただろうな(笑) この人は本気なんだよ、映像に何かを残すこと以外に何も考えてないけど、そういう本気さは脚色とか演出とか撮影技術とかの前提なんだよね。

そのほか、人間の起源を巡って、与えられたものをそのまま受け止めずにさらに探求に向かう異色のドキュメント! ワニまで出てくるんだから!

『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』に似ている作品

太陽の塔

上映日:

2018年09月29日

製作国:

上映時間:

112分
3.8

あらすじ

1970年、高度経済成長に沸く日本で、「人類の進歩と調和」というテーマで開かれた大阪万博(日本万国博覧会)。そこでひときわ異彩を放っていたのが、テーマに反して周りと調和しようとしない太古の…

>>続きを読む

彷徨える河

上映日:

2016年10月29日

製作国:

上映時間:

115分
3.7

あらすじ

アマゾン流域の奥深いジャングル。侵略者によって滅ぼされ た先住民族唯一の生き残りとして、他者と交わることなく孤独に生き ているシャーマンのカラマカテ。ある日、彼を頼って、重篤な病に…

>>続きを読む

セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター

上映日:

2015年08月01日

製作国:

上映時間:

109分
4.0

あらすじ

“神の眼”を持つ写真家の軌跡を稀代の映像作家、ヴィム・ヴェンダースが解き明かす壮大なドキュメンタリー! 偉大なる報道写真家が辿り着いた、地球最後の楽園ジェネシス

アンノウン: 洞窟に眠る新たな人類

製作国:

上映時間:

93分
3.4

あらすじ

洞窟から発見された、25万年以上前のものと思われる骨のかけら。 その"新たな人類"について、そして人類とは何かについて探る科学者たちに迫るドキュメンタリー。