あつぼう

デイ・アフター・トゥモローのあつぼうのレビュー・感想・評価

3.0
地球温暖化って地球の気温が高くなっていくと思ってたけど、この映画のように地球全体の温度が下がって1万年前の地球と同じ氷河期のような、絶対零度の世界になる事もあるのかな。
地球規模の災害と親子愛がベースとなっている映画ですが、とにかく映像が美しく、映像から寒さが伝わってきそうなぐらいでした。津波や竜巻も迫力があったし、特に建造物が高いところからバキバキに凍っていくシーンは見ものでした。
美しい映像とは逆に展開がご都合主義で肝心の親子愛などが薄っぺらく感じてしまった。父親が子供を助けにニューヨークに行くけど、何もかもほったらかしにして行くのはどうなんでしょう?確かに息子の命も大切やけど残された人類はどうなるんでしょう?
当初はこの父親が人類を避難させるように副大統領を説得するけど、自分の息子が危なくなったら後は任せきりって説得力がなくなりますよね。

それとエメリッヒ監督の描く日本っていつも変でイライラします。「ゴジラ」の時も腹の立つぐらい勘違いをしてたけど、この映画でもどうみても日本に見えない風景に微妙な日本語を話す日本人。地球規模での災害としてみせるにしても、もう少し考えて欲しかった。この日本人のシーンでかなり冷めてしまいました。

深く考えなければ普通に楽しめる映画ではあるのですが、どうしても色々なところが気になってしまった映画でした。
あつぼう

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