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デイ・アフター・トゥモローのJIZEのレビュー・感想・評価

3.5
南極で研究を続ける古代気象学者が調査データから地球規模の自然危機を予感するなかその4か月後に東京で異常気象が発生し彼の嫌な予感は現実味を帯びてくる。いまやディザスター映画の世界的な破壊王としても名高いローランド・エメリッヒ監督の代表作で、盛大なカメレオン俳優としても名声を築く若きジェイク・ギレンホールの姿は、かなり貴重だった。”地球温暖化の悪化”がテーマで氷河期に混乱する人々のちっぽけな様子を描いている。またVFXの竜巻や津波がすべてリアルで、2004年公開と思えないほどの臨場感が全編にある。机上の空論では終始せず、キャラクターがその災害に巻き込まれることでリアルを肉付けする。後半とくに氷河期フィールドのサバイバル劇にも毛色が変わる。こういう地球の存亡が危ぶまれる世界規模でのディザスター映画はやはり年に一、二本必ず観たくなります。
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