このレビューはネタバレを含みます
〜最新作 "黒鉄の魚影" 予習〜
名探偵コナン 第10作目
「探偵たちの鎮魂歌」
記念すべき第10作品目だけあって、ほぼ全員集合で盛り沢山。
序盤はコナンと小五郎、
中盤からはコナンと平次、キッド(変装)の三人コンビで事件に挑む!
探偵たちのそれぞれの活躍が大きな見どころの一つ。
個人的にすきだったのが、小五郎が八方塞がりになって電話をかけた相手が妻の妃英理であったところ。新一と蘭のもどかしさもあるが、こちらも中々…。なんともキャラ立ちさせるのが上手い。
事件を追うサスペンスも勿論ありながら、先述のとおりそれぞれの心情を小出しに見せられることによって、暗すぎることなく、アニバーサリーならではのキャラクターたちがみんな活躍できるような演出がされていたと感じた。端的にいうとアベンジャーズのようなお祭り映画ですね。
ただ今作で光彦の声が変わってしまう。まだ慣れていないために、少年探偵団のシーンは少し気持ちが離れてしまった。
しかしその穴も埋めてくれるかの如く、
真犯人がなんと古谷徹さん、、!
安室を演じる前にここで演じられていたなんて、、
贅沢な起用の仕方だ。
今作では、ミラクルランドから蘭と子どもらを出させないことが重要になってくるが、蘭と和葉が出てしまいそうになってしまう。その際に哀ちゃんが体調不良を訴えて病室へ運んでもらい、なんとかその場に皆を留めようとして放ったセリフが、、なんともかわいい、、、あれは反則だ。どのアニメのヒロインでもあそこまでツンデレが嫌味なく可愛く思えるのはそうそういない。
そして最後。皆に仕掛けられている爆弾のタイムリミットが近づいてる中、最悪の事態になってしまった場合について阿笠博士が語るセリフ。博士がとてもかっこよく見える好きなシーンだ。
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【印象に残ったセリフ】
灰原哀「…ずっと側にいてね…」
阿笠博士「1分前になったら中に入る。子どもたちだけにしておくわけにはいきませんから。」