花籠の歌の作品情報・感想・評価

『花籠の歌』に投稿された感想・評価

Taul

Taulの感想・評価

3.0

『花籠の歌』1937年。松竹大船。銀座のとんかつ屋を舞台にした人情コメディ。田中絹代主演で高峰秀子はその妹役(出番はカットされたのか僅か)。『宗方姉妹』まで何度か妹役を演じ、『放浪記』では娘役だった…

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『とんかつ大将』『とんかつDJアゲ太郎』ぐらいかと思われたとんかつ映画界だったがいやいやとんでもない、むしろこれこそがとんかつ映画のたぶん元祖にして真打ち、若かりし豪華スター共演のとんかつ人情喜劇で…

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#57 デコちゃん生誕100年
見るたびに、ラストで絹代と黎吉が食事しているシーンの前に、欠落があるような気がしてならない。
しばしば映る橋と川は、三原橋のような気がするのだが、あそこに、近年まで「…

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この時代って明るいなぁ。決して豊かな生活ではないだろうけど(この時代の相対評価では豊かだったのかもだけど)、皆明るい。ていうかこの時代の作品て明るいものばっかじゃないか?2024#98
りほこ

りほこの感想・評価

3.5
金曜日の夕方にて。
名優達のバイプレーヤーとして、売れる前の高峰秀子さんを観に行きました。
古風な人てことない話。"昔の銀座は良かったな"ってどの世代の人も言っている。
IMAO

IMAOの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦前の東京・銀座。その片隅にあるトンカツ屋「港屋」。その店の森洋子(田中絹代)は、雑誌で取り上げられるほどの人気の看板娘。店には常連客が溢れ、その中には大学生の小野進(佐野周二)と堀田念海(笠智衆)…

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笠智衆はこの時点で既に、「御前様」となることを予告されていたようなものだ。

田中絹代が布団を畳む。三回連続。映画がジェンダーを表示するのでなく、ジェンダーが映画を構成してしまうことになる瞬間。

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父河村黎吉が経営するトンカツ屋は、看板娘田中絹代と華僑系李さん徳大寺伸の腕で大繁盛していたが、田中が学生佐野周二と結婚して跡取りになると、失恋した徳大寺が去り店が下火となった銀座物語だが、五所平之助…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1930年代映画:人間ドラマ:松竹〗
1937年製作で、銀座で評判のトンカツ屋『港屋』を舞台に描いた人間ドラマ⁉️

2023年1,836本目
佐野周二はともかく笠智衆の学ラン姿が見もの。掃除のためにテーブルの上に載せてある椅子を下ろすという動作が何度か出てきて印象に残った。
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