ヤマダタケシ

実録外伝 大阪電撃作戦のヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

実録外伝 大阪電撃作戦(1976年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2021年6月 U-NEXTで

・この間観た『修羅の群れ』もそうだったがとにかく松方弘樹は目力がやばい
・実録もののヤクザ映画は一貫して組織のために汚れ仕事を引き受けた人が、組織の上層部同士の取引の末にスケープゴートにされ、追い詰められていく様を描いているように思う。
・そしてその結果(イモをひいた結果)、それぞれその土地の組として存在していたものが大きな組織に吸収されていく。
・今作も松方弘樹&渡瀬恒彦コンビがスケープゴートにされていく。また彼らをターゲットに殺していく作戦会議のホワイトボードに書かれた名前から彼らが在日朝鮮人であることが判明する演出は、彼らがヤクザに成らなければいけなくなった背景、さらにその中で排除されていく背景を明らかにしている。
・ラストシーン、指を詰めた組幹部たちが並んで座っているシーンのトホホ感がすごい。
・車にしがみついて引きずられていく渡瀬恒彦がすごい。