くぅー

実録外伝 大阪電撃作戦のくぅーのレビュー・感想・評価

実録外伝 大阪電撃作戦(1976年製作の映画)
3.8
久しぶりに“仁義なき”ヤクザ系を見たくなり、気になってた東映の実録系から選び…孤狼の血シリーズの面々は、まだやはり可愛いもんだとニヤリ。

大阪を舞台に神戸のヤクザが進出を目論む、実際に昭和35年に起った明友会事件事件を題材にした実録アクション。

そう、もう“仁義なき”系の独特の音楽が流れると何だか身構えてしまい、次々現れる血気盛りまくりの面々が怪獣にさえ見える…って、“人間狩り”って言葉が出て来るんだから、恐れ入るしかない。

まぁ、多くは語りませんが、勝ち目のない戦いに突っ込んで、悪あがきする姿…好きですね。

そんな圧巻すぎる俳優陣は、まずは松方弘樹…眼力が最初から凄まじくて、ラストはホラー的でもあり。
渡瀬恒彦も流石の暴れっぷりを披露。
小林 旭も威風堂々さがハンパなく…梅宮辰夫が控えめに見えるほど。
成田三樹夫がおなじみの存在感を披露し…若きやさぐれの石橋蓮司と福本清三は貴重すね。
さらには、伊吹吾郎に室田日出男に織本順吉らがいい味を出し…僅かながらの
丹波哲郎の重鎮ぶりもいい。
くぅー

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