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シティーハンター ベイシティウォーズのtakのレビュー・感想・評価

3.0
シティーハンター劇場版第2作。本作と「百万ドルの陰謀」の新作二本立てで劇場公開されたそうである。45分の尺だから、テレビシリーズのエピソードがちょっと濃いめになった感じ。

謎の美女を追う海坊主と、その美女の尻を追って合流した冴羽獠。二人がたどり着いたのは、オープンを控えたベイシティホテルと周辺施設。その地下にはスーパーコンピューターが備えられており、世界各地とネットワークでつながることができる。某国の将軍がそのコンピューターでハッキングをしてアメリカを混乱に陥れようと狙っていたのだった。二人はテロリストたちを相手に派手な立ち回りを演ずる。オープン前夜のパーティに参加していた香と美樹も巻き込まれてしまう。

全編に散りばめられた派手な爆破を伴うアクションは見どころの一つなのだが、前半の冴羽獠はほぼ下半身の目的だけで行動しているので、いつものカッコよさのギャップがなかなか発揮されずにかなり焦らされる。あれだけの軍隊を前にしたらことの重大さは理解できるだろうに、ずーっとおちゃらけてるからなぁ😒。もちろんクライマックスからは大活躍なので、気軽に楽しめる作品になっている。

アメリカの軍事システムをハッキングするために施設を占拠するというのも、インターネットがまだ普及していない時代らしい話だから、今若い世代が観るとギャップを感じるかも。ホテルの上層階から爆破が起こり、そのまま崩れていく場面は、今観ると、この作品の11年後に起こる同時多発テロと重なってしまう。

エンディング曲は荻野目洋子。冴子ファンには最後の最後にムフフなシーンが用意されてますっ♡
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