浅野公喜

ジャンク・イン・ザ・ダークの浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.8
長時間の停電で精神病院から脱走した患者達が精神科医とその家族を襲う80sスラッシャー。監督脚本はフェイバリットの「ヒドゥン」のジャック・ショルダーで「特攻野郎Aチーム」のドワイト・シュルツに「ハロウィン」のドナルド・プレザンス、マーティン・ランドーにジャック・パランス、更にチョイ役で「インシディアス」シリーズのリン・シェイ等が出演。

異様なライティングのレストランで逆さ吊り状態で殺される冒頭の牧師の妄想から強烈。停電が起きてからの暴動状態の街は治安悪過ぎて笑えますし残酷描写は控えめなものの患者達は喉を切り裂く、車で撥ね飛ばす弓矢で射る死体を家に放り込む等やりたい放題で唐突に弓矢が幾つもの窓を突き破ったり、患者が出現する「前ノリ」の襲撃に緊張感が緩む事は有りません。患者達の妄想癖が移ったのか主人公の妹も妄想に囚われる等一筋縄ではいかない展開も見事でした。

患者の一人はジェイソンみたいなホッケーマスクを着用(途中から消えますが)。
浅野公喜

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