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天国と地獄のmanaのレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
4.9
めちゃめちゃ粋なサスペンス映画だった。基本モノクロ映像中で煙だけ赤くなってたの最高に洒落てた。他にもお金の取引のシーンもオマージュ作品見たことあったからこれが元なんだーて感動した。

進一が見つかるまでの間、BGMとしての音がほとんど無いなんとも言えない異常な緊迫感があったり、カーテン開け閉めするとことか普段意識して見ることがない仕草に会社と子供に対する倫理的葛藤が見えたり、本当に面白かった。

節々にトランペット音がアクセントになっててモノクロ映像の引き締め方が印象的だった。
そういった音の使い方や煙とモノクロの色彩感などがデザイン的で60年前の作品だとは思えないし、大学生が見ても前衛的に感じました。

人は生まれた瞬間から天国か地獄のどちらに行くのか決まってるのかもしれない!自分ならこの状態多分子供よりギリ金派なので間違いなく地獄行きです
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