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迷宮譚のgenarowlandsのレビュー・感想・評価

迷宮譚(1975年製作の映画)
3.6
天井桟敷の演劇実験室映画。
「どこでもドア」についての散文。
これは幻想的で前衛的で好みでした。

リアルタイムで観たあの時代の人が、どんな風に受け止めたのか気になります。今観るとレトロモダンですが、当時には都会のファンタジーに見えた気がします。

新宿高層ビル街の工事現場の掘った土手がロケ地のよう。背景にいくつかの高層ビルがあり、ビルが消えると川原の土手にみえて、超近代と、都心の自然の対比。

さよならしたければドアの向こうへ誘い、新しいことを知りたければドアを開いて現れることを拒まない。

新旧の時代の交代を描いているように感じました。
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