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ステラ・ダラスのkazu1961のレビュー・感想・評価

ステラ・ダラス(1937年製作の映画)
3.9
▪️JPTitle :「ステラ・ダラス(1937)」
ORTitle:「Stella Dallas」
▪️First Release Year : 1937
▪️JP Release Date : 1938/12
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-330 再鑑賞
🕰Running Time : 106分
▪️Director : キング・ヴィダー
▪️Writer : ガートルード・パーセル、ハリー・ワグスタフ・グリブル
▪️MusicD : アルフレッド・ニューマン
▪️Cast : バーバラ・スタンウィック、ジョン・ボールズ、アン・シャーリー、バーバラ・オニール、アラン・ヘイル、ティム・ホルト
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 416/1001

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋後半からの母親の娘を想う思いには、感動でした。。。のちにチャップリンの『街と燈』のラストシーンにもなったエンディングのシーンには涙です。前半の労働者階級出身が故の虚栄心の塊だった妻としては失格ですが、娘を育て上げ娘のために優しい嘘をつく母親としては素晴らしいですね。

🖋キング・ヴィダー監督の本作、社交界で生きる事を優しい嘘で娘に選ばせ潔く手放す、元労働者階級の女性の生き様を切なく感動的に描いています。そしてやはり演技派バーバラ・スタンウィックを主演に迎えた事が大きなインパクトを与えています。妻と母親を演じる事で、当時のアメリカ社会における階級対立や女性の位置づけを主なテーマとして描いた深い部分も素晴らしいです。

🖋本作、ハリウッドの重鎮プロデューサー、サミュエル・ゴールドウィンが、1925年のサイレント版に続き、演技派スタンウィック主演で再び映画化した作品で、1990年のベッド・ミドラー主演による『ステラ』は、息子ゴールドウィンの製作によるリメイクなんですね。

😢物語は。。。
積極果敢な女性ステラは、自分からアタックして、将来有望な工場の法律顧問を亭主にします。やがて二人の間に娘が出来、ステラは娘を溺愛します。しかし虚栄心から贅沢を続ける彼女に、夫の心はいつしか離れていってしまいます。寂しさを紛らわすためステラはますます浪費を続け、ついには離婚。夫の再婚相手が上流階級の優雅な婦人であることを知り、自分の粗野な性格を恥じていたステラは、彼らに娘を託して姿を消してしまいますが。。。

▪️Overview (映画. comより)
同じサミュエル・ゴールドウィンが製作したことのるオリーヴ・ヒギンス・プラウティ作の同名の小説のトーキー化で「愛怨二重奏」「膝にバンジョー」のバーバラ・スタンウィックが主演する。監督には「テキサス決死隊(1936)」「シナラ」のキング・ビダーが当たった。潤色には「名門芸術」のガートルード・パーセルと舞台演出家ハリー・ワグスタフ・グリブルが共同し、脚色には「若草物語(1933)」「愛と光」等のチーム、サラ・Y・メイソンとビクター・ヒアマンが協力し、撮影は「孔雀夫人(1936)」「リリオム」のルドルフ・マテが指揮した。女主人公スタンウィックを助けて「クレイグの妻」「空飛ぶ音楽」のジョン・ボールス、「紅雀」のアン・シャーリー、「知人の愛」のアラン・ヘール等が出演するほか、バーバラ・オニール、マージョリー・メイン、エドモンド・エルトン、ジョージ・ウォルコット、ティム・ホルト等の新顔が助演している。
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