あしからず

ステラ・ダラスのあしからずのレビュー・感想・評価

ステラ・ダラス(1937年製作の映画)
4.3
こんなに愛が脳を直撃したのはひさしぶり。母娘の共依存から全てが氷解する最後の表情に電撃が走り、メロドラマにありがちな教訓が流れ落ちる。サークの存在がよぎっていた頭に決定的な差を見せつけられた。本物を手に入れた瞬間。バーバラ・スタンウィックによる刹那的で派手好みな母親の演技の繊細さ、恐れいる。指の先まで意識。
娘が母親への陰口を聞くシーンめちゃくちゃキツかったな。やはり「まだらキンセンカ〜」の原型では。
あしからず

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