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ステラ・ダラスのScriabinのレビュー・感想・評価

ステラ・ダラス(1937年製作の映画)
4.0
モーパッサンの『女の一生』読んだ時と同じくらい感動した。人間の日々感じている内面生活やそれの外面への表出をなんて正確に具現化できるんだろう。

ステラは母より上の階級へ成り上がり、ローラは心身ともにレディとなる。母より娘の方が上の階級へ上がっていく様子は、20世紀史において普遍的な動き。アン・シャーリーの方が美人かもしれないけど、バーバラ・スタンウィックの方がなんか先輩に似てたから好き。
ステラの声も話し方も好き。あのミニーみたいな服は笑った。ダサいセンスも好き。
モリソンの家とステラの家の違いはなんだろうと考えていた。どちらもヴィクトリア朝的なんだけど、そこはやはり階級の違いだろうか。前者はレイトンを買い、後者はアルマ=タデマを買う、みたいな?
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