キモサベ

スローターハウス5のキモサベのレビュー・感想・評価

スローターハウス5(1972年製作の映画)
3.0
『時間から遊離した人間』
あぁなるほどね、確かに“くくりとしての”SF映画であることに違いありません・・・が、これはもう一つのジャンル、“戦争映画”でもあったのですね

と、同時に自分が常に感じたのが“死”の匂い、でした
死は受け入れるもの(主人公は自分が暗殺されることさえ知っている)・・・観念、運命、必定
あるいは、自分の代わりに誰かが亡くなる(親・妻・戦友)・・・無情、はかなさ
みたいなものが、伝わってきました

本作は自分が好きな監督さんのひとり、ジョージ・ロイ・ヒル監督作品です
自分は以前に観た「ガープの世界」(1982年)(・・・こっちの方が後に作られています)を思い出してしまいました
こちらは、全く異なるストーリーですが、やはり自分は観ていて“死”を感じてしまいました
どちらかと言えば、「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994年)に近かったでしょうか?
昔の名画座だったら、以上2本立て・3本立てで決まりです
キモサベ

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