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マッチスティック・メンのmのレビュー・感想・評価

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)
3.0
愛しきサム・ロックウェル。展開が読めてしまったので驚かされなかったけど、とにかく映画ファンならニヤニヤが止まらない作品だろう。

有名な作品なんだけど、有名な作品だからこそ手が出なかったという映画を観ていこうと思い第一弾は今作。どんでん返しと煽られていたので期待して観たが、期待値を上げ過ぎたかな、といった感じであまりだった。

けどさ!脅迫神経質を患うニコラス・ケイジさんとかもう映画ファン分かっている!って感じでしょ笑
しかも詐欺師のロイ・ウォラー(ニコラス・ケイジさん)の相棒がサム・ロックウェルさんとか、もう映画ファンの心理分かりまくっているでしょ笑
キャスティングした人間、ホント素晴らしい、ありがとう笑

詐欺師のロイ・ウォラー(ニコラス・ケイジさん)は、極度の潔癖症と脅迫神経質を患っている。仕事である詐欺を実行している時だけは病気を忘れ、フランク(サム・ロックウェルさん)と芸術的な手腕を発揮するのだった。ある日、ロイの前に離婚した妻との間に生まれた14歳の少女アンジェラ(アリソン・ローマンさん)が現われる。アンジェラは詐欺師の弟子にしてくれと言い出すのだった。そんなストーリー。
あ、なに?監督はリドリー・スコットさんなんだ。意外。いつもの作風よりコンパクトにまとまっている。こんな作品も作るんだ。

子育てに翻弄されるロイが可愛過ぎた。子供との難しい距離感、潔癖症なのにアンジェラのおかげで部屋を汚される苦悩、詐欺師として成長していく娘をみるあたたかな目、子供と過ごすかけがえのない日々。
脅迫神経質のニコラス・ケイジさんにケタケタ笑っていたのに、彼の演技力にやられてしまった。演技合戦みたいな白熱した演技ではなく、あくまでナチュラルな、ただの親、という演技がとてもよかった。

また飄々としたフランクよ。サム・ロックウェルさんの存在感半端ないな。彼はホントに素晴らしい。
そしてよ、アンジェラ演じたアリソン・ローマンさんのかわいさ。アンジェラ可愛過ぎよ。あんな娘いたら詐欺教えるわ笑

ストーリーとしては、だろうな、と思ってしまったので残念だが映画ファンとしては楽しめた。
一応、どんでん返し映画なのでストーリーには触れないでおくが絶望的だな…。私だったら生きていけない。

ストーリー : ★★☆☆☆
映像 : ★★☆☆☆
設定 : ★★★☆☆
キャスト: ★★★★★
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆

cc/その男、潔癖症の詐欺師。
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