マッシモ

沈黙のジェラシーのマッシモのレビュー・感想・評価

沈黙のジェラシー(1998年製作の映画)
3.5
どこの世界でも嫁姑問題は大変だなぁという話、いやこの人(マーサ)はサイコ過ぎるか…。

【キャスト】
マーサ・ベアリング:ジェシカ・ラング

ヘレン・ベアリング:グウィネス・パルトロー
ジャクソン・ベアリング:ジョナサン・シェック

【ストーリー】
結婚を決めたジャクソンとヘレンは二人でジャクソンの故郷へ向かい母のマーサへ挨拶をする。たが、夜中についたため母への挨拶がちょっと気まずい展開になってしまう…。

嫌な出だしで始まった嫁姑の関係だが表面的には良好に進み、二人は一度ニューヨークへと帰るのだが、ある日帰宅したヘレンは暴漢に襲われてしまい精神的にまいってしまう。ジャクソンとも話し合い仕事に区切りをつけて故郷の牧場を引継ぐ形で同居しようという流れになり…。

【総評】
思いの外面白かった。ヘレン視点で物語は進むものの。全て見終わって見るとマーサの物語に見える。垣間見える彼女の身勝手な人生設計をヘレンが命懸けで暴いたように見えなくもない。ちょっとラストは唐突過ぎるものの、シナリオ自体は割と好きである。
サイコなお母さんって視点ならアニーシュ・チャガンティ監督のRUNは近いかもしれない。(此方も子供を自分の所有物と考えている節があるため。)

【あとがき】
グウィネス・パルトローは物凄い良妻キャラが似合うんだけど、いい奥様を幾ら演じても碌な目に合わない気がする。アイアンマン然りセブン然り。
マッシモ

マッシモ