バスや家への出入りが印象的。特に冒頭パトカーから警察官が出てくるところ、梢がバスに乗り込んで窓から3人を見つめるシーンが好き。空間の内と外、そしてその空間を自由に扱えるかどうか。直樹が動かしたバスはすぐに止まってしまう。
ノンバーバルなコミュニケーションと自分の感情まで説明する秋彦。3人から発される数少ない言葉は直接的な表現が多い。
音楽も好き。
この映画の斉藤陽一郎とか回路の加藤晴彦みたいなキャラクター、今はあんまりみない気がする。独特な軽さと明るさで、カッコよすぎず、いい奴すぎず、悪い奴すぎず。軽いんだけど何かを憂いているような雰囲気も。世紀末前後に特有なのかな。