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夜霧の恋人たちのnuのレビュー・感想・評価

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)
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ばればれな尾行とぐちゃぐちゃな包装。選ぶ仕事に一癖あって、なかなか下手なのがアントワーヌらしくて好きだし、どこか慰められる。恋は変わらず上手くいかなくて、鏡の前で神経衰弱を起こすのも、可哀想だけど少し可笑しい。相手の両親とテーブルを囲んで仲良く食事をする構図は『二十歳の恋』とよく似ている。そしてデルフィーヌ・セイリグの美貌…輝きを放っていた。出演作はこれ以外にまだ『ロバと王女』ぐらいしか観ていないが、妖精の衣装がなくとも異世界的な存在感で満たされる。
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