シネマ細胞

惑星大戦争のシネマ細胞のレビュー・感想・評価

惑星大戦争(1977年製作の映画)
1.5
ダサさをダサさと思わず、安っぽさを安っぽさと思わず、堂々と撮り切る福田純監督ならではの脱力作。
(スターウォーズと同年公開・・・)

公開2カ月前にクランクインという信じられないスケジュールということを差し引いたとしても。
セリフのリップもあってないし、感情変化のリズムもずたずた。
役者を間抜けに見せる編集も秀逸。
地球を守る気などさらさらない大滝秀治長官のあまりにいいかげんな指示(「こうこうこうこう、ここが一番大変らしいね」って台詞とか、脚本どうなってんだ)に従う無能集団ぶりも凄いし、アングルの真ん中以外作り込みを忘れたセットも凄い。
宇宙船との通信カメラはピンチになるとズームするし(笑)

ちゃらんぽらんにもほどがある意欲作。
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