いまの日本ではまず実現不可能な超大作。大量のエキストラと小道具、すべてを管理するノウハウもないだろうし、現行の製作委員会方式ではこれほどの予算が集まらない。黒澤監督だからすべての演者が全力を出してい…
>>続きを読む突然主役に抜擢された素人がぶっつけ本番の舞台に挑む。
そんな作品を3時間鑑賞したような緊張感。
ちなみに初鑑賞です。
コミカルな部分もあるのに映像の重厚感と本物感と壮大なスケールは観ていて圧倒され…
叙事的な描き方のなかに感情を読むという日本的な描き方。戦国時代前期の有能な信玄と重臣、無能な勝頼という対比と、時代や武家に弄ばれた盗人=影武者。
現代のひとにとって、戦国の世は、生まれの身分に…
本作は武田信玄の影武者として3年間も生きたある盗人の人生を壮大なスケールで3時間じっくりと描かれていました。
本作はただの盗人は急に武田信玄の影武者にされてうえにもう武田信玄が亡くなっている真実を知…
30年以上前に多分テレビで観て以来。
黒澤明監督作品も久しぶりでした。
死神のような最後の仲代の顔しか覚えていなかった。
信玄の弟信廉役で以前影武者をやっていた山崎努が影武者の気持ちを代弁する大事な…
『乱』の陰に隠れている観があるが紛れもない傑作。まずストーリーが抜群に面白い。卑しい盗人が武田信玄の威風に打たれて影武者となることを決意し、武田信玄として生きるうちに風格を備え人格的にも成長する。影…
>>続きを読む黒澤明作品ということで鑑賞。おもしろい、まったく退屈しないストーリーではあるが序盤、中盤あたりは正直そんなに度肝を抜かれるって程ではなかった。しかしいよいよ織田・徳川との合戦シーンになって、やっと黒…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
赤ひげに次いで好きな映画。
武田信玄に瓜二つというだけの理由から影武者として生きなければならなくなってしまった主人公。敵はおろか見方をも欺かなければならないという、プロットだけで十分面白いのに、
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