にっきい

影武者のにっきいのレビュー・感想・評価

影武者(1980年製作の映画)
2.5
女性の出番が少な過ぎて楽しみが無い…。

生まれて初めて黒澤映画を劇場で観たのが今作でした。
当時は凄く話題でした。

小銭を盗む小泥棒が国を盗む大泥棒になる話し。
コレは話題にはなったけど、公開後の評価はあまり良くなかったんです。
主演は仲代達矢なんですが、当初は勝新太郎が予定されてたそうで、「主役が勝新太郎だったら…」なんて言われる始末。
試写を見た勝新太郎自身も「オレが出てたら面白くなったはず」と言ったとか言わないとか。
ボクも迫力は凄いけど面白くはないなぁ、ってのが第一印象でした。
でもその迫力も、後年リバイバルで観た『七人の侍』には遠く及ばないのを思い知りました。
ストーリーは死刑寸前のところを、信玄の影武者にする為に助けられた盗人が、信玄の死後、少しずつ本物らしく振る舞うようになり、見事敵も味方も欺くのだが、敵に斬られた傷痕が無い事で影だとバレてしまう…、って話し。
信玄が死んでからの中盤、徐々に本物らしくなっていくところは面白かったんですけどねぇ…。
なにしろ3時間は長過ぎる。
一つ一つのシーンがやたらと長い。
信玄の死を知った信長なんて、急に歌い出すから「コレはミュージカルか!?」ってなりました。
歌うって言っても狂言とか能とかそんな感じの歌ですがw
この信玄の影法師、動きがコミカルなとこもあって勝新太郎のイメージじゃなかったなぁ…。
ボクのイメージとしては『七人の侍』の頃の三船敏郎かなぁ。
結局は信玄の側室の子である勝頼が武田家の総領となり、力関係を見誤り信長•家康連合軍に挑み、武田家は滅びてしまう。
信長、家康に信玄が死んだ事を隠せてたからの微妙な力関係が、崩れてしまうんです。
最後は"影法師"だった男が"影武者"になる。

この前の職場で流れてるラジオの話し。
『ライアー ライアー』の紹介で浜村淳さんがまたやらかしました!w
主演の森七菜ちゃんの事を「NHKの朝ドラで、古関裕而の妹役をやって人気が出ました」って?w
いやいや、古関裕而の奥さんの妹だから!w
そもそもその前に『天気の子』や『ラストレター』とか、話題作に出てるから!w
浜村淳さんは今日もフリーダム。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:1980年
鑑賞回:ー
劇場名:ー
座席情報:ー
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:179分
備考:過去鑑賞記録
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