マンネン

影武者のマンネンのレビュー・感想・評価

影武者(1980年製作の映画)
3.0
正直なところ鑑賞直後の感想は 残念 の一言。
引きのカメラアングルが多く尺をながーく取っているのが客観性を強めて過ぎている。壮大な歴史劇感を狙ったんだろうが、各登場人物の特徴が掴みにくくなり人間的な魅力が伝わって来ず、スピード感も失われてしまっている。ところどころ挿入されるオーケストラの音楽もどうもちぐはぐでしっくりこない感じ。和楽器を使って欲しかった。
影武者無きあとの勝頼が余りにも直情的で思慮が浅過ぎてて無理やり終わらせた感が否めない。これだけの役者とセットを揃えてやはり残念。