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影武者のKのレビュー・感想・評価

影武者(1980年製作の映画)
4.6
重要な場面をロングショットで撮ったり、合戦では後方の陣営にカメラを長く留めたり、何かを隠蔽するようなカメラワークが、作品に冷淡性と客観性を与えている。

その冷淡で客観的なカメラワークで観客の感情移入を拒否しつつ、長回しとリズミカルな編集で引き込ませる。

影武者が、あぐらをかく家来の前で信玄の真似をして正座にさせるシーンが好きだった。
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