影武者の城岩いとのレビュー・感想・評価

いまの日本ではまず実現不可能な超大作。大量のエキストラと小道具、すべてを管理するノウハウもないだろうし、現行の製作委員会方式ではこれほどの予算が集まらない。黒澤監督だからすべての演者が全力を出しているとも感じる。

いまの日本には黒澤監督のフォロワーとなる監督がひとりもいない。
黒澤明の弟子はコッポラでありスピルバーグ、タランティーノやイーストウッドであり、スコセッシだ。
日本の映画会社は黒澤明の功績を無駄にしていると思う。最近の東宝、東映、角川、松竹は売上目的のゴミしか作ってない。