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影武者のNTKのネタバレレビュー・内容・結末

影武者(1980年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

少し長いな〜〜〜…と途中で思ってしまったんだけど、後半からの展開と話の締め方にいややっぱり面白いかも〜〜と唸ってしまった

なんと言っても語るべきは軍事演習かなんかか?と思うぐらいのエキストラの多さ、戦を撮るための野外撮影の壮大さには呆気に取られたというか、エキストラもしっかり戦装束だし衣装とか含めての制作費がすごいんだろうな〜と🤨その細やかな「リアル」さにずっと圧倒されてた

特にラスト、バックに曲もなくただ雄叫びを上げて敵陣地に突撃しては信長の銃兵たちによる銃弾の嵐を浴び、一波…二波…三波…とただ倒されていくだけの武田の兵隊たちをじっくり写すシーンで呆然としてしまった。

仲代達矢演じる盗人は最初こそ武田に尽くす道理も何も無い筈だったのに、御館様が湖に埋葬された姿を見て武田に入れ込み始め、最終的にその何者でもなかった盗人がラストで武田の者として戦の地に倒れ行くのなんとも言えなくなってただただ画面をじっと見つめてしまったな…静かなパワーを秘めた作品でした
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