よつゆ

影武者のよつゆのレビュー・感想・評価

影武者(1980年製作の映画)
3.5
うーん、長い…。

影武者という要素でここまで膨らませるのは中々だけど、内容が全体的に薄くなってしまっている気がする。

主人公が武田家の命運をかけて亡き信玄の影武者を演ずる。
影武者として成長していく様と、家臣団と信玄との絆、信玄からの継承と衰退、それらを余すことなく描いている。
本作は、典型的な武田勝頼を愚将として扱う作品の一例であるように感じた。
別に勝頼がすごく好きなわけではないからいいのだが、今の解釈的には物言いがつきそうだな〜って思いながら観てた。

終わり方もあまりしっくり来ず、ずーっと面白そうでそこまで楽しめていない自分がいた。
仲代達矢で良かったと思う。
勝新でどうなっていたかは確かに気になるが、仲代達矢がいたからこの作品が結果的に成功したと思う。
よつゆ

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