刑務所から脱獄してまで自由を欲しがっていたはずなのに、裏切り者という汚名をそそぐため奮闘するリノ・ヴァンチュラの崇高な精神に痺れる。そしてメルヴィル監督特有の何が起こるかわからない張りつめた緊張感と…
>>続きを読むサムライの冒頭でメルヴィルの自由主義史観ばりの武士道解釈でフェイク文言を入れていたが、そんな事しなくても、本作こそが武士道といふは死ぬ事と見付けたり満載。語るに落ちる、いや、作るに落ちるか?最初から…
>>続きを読むそれにしてもリノ・ヴァンチュラはなにがしたかったんだろう。すでに終われている身で強盗が成功してまんまと逃げきれるとは端から思ってなさそうだし、そうなるとやはり死に場所を探しているようにしか見えなくて…
>>続きを読む翌年のドロン主演のメルヴィル監督の、
サムライからするとカナリ落ちる。
この時代でもモノクロームは、フィルムノワールのクラシカルを出す為か?
逆に古く感じてしまう。
あくまで主役のバンチェラは、義を…
ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品。
刑務所から脱獄したリノ・ヴァンチュラ演じるギュは、情婦マヌーシュの助けもあり潜伏していたが、そんな折にプラチナ輸送車強奪の誘いがくる話。
画面がかなり暗い。…
終身刑の宣告を受けて十年間服役していた通称ギュことギュスターブ・ミンダ(リノ・バンチュラ)が仲間と脱獄、裏社会の男らと共謀して二億フランにのぼるプラチナ輸送車襲撃を企てるフィルム・ノワール。
長年…
メルヴィル作品の中で、特集上映にもめったにかからないレア映画で、静かなクライムサスペンス。暗い画面の中、一切声を発さずに隠密に行動する二人の男、林を抜けて走行する列車に飛び乗り、しばらくすると一人が…
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