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ギャングのyのレビュー・感想・評価

ギャング(1966年製作の映画)
4.0
メルヴィル作品の中で、特集上映にもめったにかからないレア映画で、静かなクライムサスペンス。暗い画面の中、一切声を発さずに隠密に行動する二人の男、林を抜けて走行する列車に飛び乗り、しばらくすると一人が降り、手を振って別れる。なんとなく『男の争い』を想起するオープニングだった。会話の途中に、意識の全くの外側からのカメラで犯人集団の見た目ショットが入り、銃撃戦へと発展する!ギュ(リノ・ヴァンチュラ)、マヌーシュ等、覚えにくい名前の登場人物が台詞に多く登場するので、人物関係の把握は一苦労。字幕もあんまり良くない気がする。輸送車を襲うシーンの冷酷さ、裏切りに次ぐ裏切り。確かに面白い。
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