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渇いた太陽のbolのレビュー・感想・評価

渇いた太陽(1962年製作の映画)
3.7
ハリウッド成功を夢見る野心に溢れた男と、若さと美貌、過去の自分に捉われる大女優、そして政治家の父親に利用される男の初恋の女。三人の男女の悲しき憎愛劇でした。

チャンスが堕落していく様は見ていて辛い。
てかチャンスって名前も物悲しい....
夢追い人と言えば聞こえはいいけど、実際のところアレクサンドラの付き人で男娼に近いですしね。
だけど下品でいやらしくなく逆に雰囲気があって素敵だなぁと思えるのはやはりポール・ニューマンから醸し出される品でしょうか。
若い頃から本当にハンサムだわ...

ページ演じるアレクサンドラは本当に妖艶で美しいです。本作はホテルの一室でアレクサンドラとチャンスがひたすらトークする場面が大半ですが、彼女のオーラと魅力が半端ない!ずっと見てられます!

多少スカッとするエンディングを迎えますが、原作だとヘヴンリーは子宮摘出、チャンスは去勢されるという惨い結末だと...
何とも言えない....
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