もんてすQ

渇いた太陽のもんてすQのレビュー・感想・評価

渇いた太陽(1962年製作の映画)
3.5
トウのたった中年女優と彼女のトイ・ボーイ(ポール・ニューマン)が田舎町にやって来るところからストーリーが始まる
この田舎町から出てったニューマンは「ハリウッドスターになるぞ〜」という大見得を切って出てったんだけど、金持ちのおばさん相手に身体を売っているという最悪な状況下にある、、、
美貌のピークだったであろうポール・ニューマンはボディーメイクもすごくて、でもストーリー上では『もうそんなに若くもない、ましてやここからハリウッドスターなんて無理』みたいな扱いを受けている

テネシー・ウィリアムズ原作ってこういう、見た目が美しい人が衰えていく悲劇みたいなお話が多いな
あと今どきの言葉で言うと『有害な男らしさ』みたいなのもよく扱ってると思う
本作の脚本は映画向けにソフトに直されてるけど、原作はもっとえげつない内容らしい...
あといかにもな共和党員たちの選挙キャンペーンもヤバかった

回想シーンが結構多いのでテンポは若干悪いけど、演者たちの意気込みがすごい
とにかく陰湿なアメリカの田舎町の人々って感じ
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