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リトル・マーメイドのochoのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

金ローにて、音声を英語にして鑑賞。

見たことあるので知っていると思っていたのに、初めてくらい新鮮な気持ちで見れました!

人間の世界への憧れからか、
イケメンだわ!だけで今ある環境を全て捨ててアースラと契約してしまう主人公、なんと浅はかよ…と思いましたが、プリンセスの中でもいちばん子どもっぽいアリエルなので仕方ない。そんなところもお嬢様で末っ子って感じですね〜

子供の頃、推しプリンセスは聡明なベルでしたが、今から見るとアリエルのそんなところも真っ直ぐでかわいい。

そしてヴィランがちゃんと怖くて抜かりないんですよね
契約時のアースラのたたみかけ方なんて、詐欺師の手口そのまんまで16歳の向こう見ずなお子ちゃまは逃げられなかっただろうなぁ…

アースラの美しい声欲しさのたたみかけ文句がなかなか印象的でした。
"女は喋らない方が好かれるの。頷くだけで一歩下がってついていけばいいの、声なんていらないの"と。
結局王子は美しい声に魅かれていたこともあり、声が要らないは嘘だったのですが、この部分が時代の象徴のようにも思えました。
1989年の作品(思ったより古い)なので、世間としてはまだまだ女は黙って可愛ければOKとも思われていたようにも思いますし、そうではない、ちゃんと自分の声が必要、そんな気配を感じさせる部分もある、そんなどちらにも取れるセリフでした。

個人的には、小さなフランダーが頑張って泳いで、泳げなくなったアリエルを船に連れてくのがいじらしくて、キュン…
最後娘を嫁に出すトリトンと、王子がトリトンに敬意を示してるところがなんかよかったですね

そして、劇中の歌がどれも素晴らしい。
セバスチャンが一肌脱いで2人をキスさせようと雰囲気を作るときの歌がkiss the girl なんですね!
歌詞の中のkiss the girlとmiss the girlが韻踏んでて上手い。英語で見ててよかったです
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