もう何度観たか忘れるくらい子育て中にビデオを観まくり、演目になった年のディズニー・オン・アイスにも行ったくらい大好きな作品だった。
なんといってもセバスチャンがお気に入りキャラで♪Under the Seaはディズニー曲の中で1番聴いてるんじゃないかなというほど。
実写版公開前に金ローで十数年ぶりに鑑賞したけど懐かしかったな。やっぱり名作だし往年のディズニー作品としてただただ楽しい。
セバスチャンとスカットルのコメディーリリーフ、魅力的な海底の描写、物語も軽快でテンポも良く各エピソードがシンプルでコンパクトにまとまっているのでサクッと観れる。
そしてディズニーミュージカルの巨匠、アラン・メンケンの美しく力強いオリジナル楽曲群の素晴らしさを改めて実感した。
子供たちだけではなく大人の心をもグッと掴みにかかりにきたディズニー・ルネサンスの序章。
それまでのディズニープリンセスはとにかく受け身。ピンチになったらどこからともなく王子様が現れ救われ結婚、ハッピーエンドというパターンが定番だったので、お転婆で能動的なアリエルは当時新しいプリンセス像ではあった。それでも今観ると少し古いなと感じる点はある。
キャラクターの思い切ったデフォルメやコメディーを楽しみたければアニメーション、笑いよりもリアリティやストーリーや凝った演出を堪能したければ実写版というように、これからはどちらも選べるようになったとだけのことで、どちらが正しい正しくないというものでもないんだよね。
