凛太朗

エリア88の凛太朗のレビュー・感想・評価

エリア88(1985年製作の映画)
3.7
大手航空会社である大和航空のパイロット候補生であり、社長令嬢の婚約者である風間真が、同期であり親友の神崎の計略により大和航空を退社させられ、内戦の続くアスラン王国へ外人傭兵部隊として送り込まれる。
その場所がエリア88。
ここから出るには、3年間生き延びるか、150万ドルの高額違約金を支払うか、脱走するしかない。地獄である。

新谷かおるによる原作は面白いらしいけど読んでない上に、私は特に戦闘機マニアでもないんですけど、私にオススメってことなので観てみました。

結果、戦闘機の描き込みがどーのこーのとかリアルとかリアルじゃないとかはさっぱりわからなかったんですけど、そこにある悲哀やら絶望が凄く伝わってきました。
登場人物たちの口から飛び出す数々の言葉が戦場で戦うことの虚しさを伝えてくる。
しかし、そこから抜け出すこともできず、命を落とさない限りはまた戻ってきてしまう。
いっそ死んだ方がマシと思っても生き残ってしまう。地獄である。
凛太朗

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