なんて伸びやかで軽やかな原田知世
仙元誠三のキャメラも素晴らしい
それなのに何故こんなことになるのか
これは映画とは「ショット」ではない、
という分かりやすいケーススタディだ😅
『セーラー服と機関銃』も
若いヒロインの相手は同じ渡瀬恒彦
キャメラは同じく仙元誠三
あの傑作に比べるべくもないけれど
演出が酷いとこんな事になってしまう
薬師丸ひろ子は相米慎二や澤井信一郎という
監督の手腕であれだけの輝きを放った
10代の原田知世は大林宣彦にだけ
撮らせておけば良かったのに
嫉妬のあまり自分で撮りたいと言い出して
この題材を自ら監督してしまった
ハルキの罪は重すぎる
本作の最も良い鑑賞方法は
モニターならばサイレントに
劇場ならば耳栓をすること
奇妙な編集や分割画面では目を閉じて
知世の愛らしさと
仙元誠三のキャメラと照明を堪能すべし
あ、知世の「ダンデライオン」は
音出してもいいよー