リーアム兄さん

マトリックス レボリューションズのリーアム兄さんのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【好きなセリフ】
エージェント・スミス「お帰りアンダーソン君。待ちわびたよ。」

前作でマトリックスを超越したものとなったネオ(キーアヌ・リーブス)は根源(ソース)に取り込まれてしまう。モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)とトリニティー(キャリー=アン・モス)はネオをソースから出すために、メロンビンジアン(ランバート・ウィルソン)のもとへ行き、交渉を行う。一方現実世界では「ザイオン」が大量のセンチネルの攻撃を受けていた。ザイオンの住民が懸命に戦い、一度は攻撃を退けるものの、ドッグは壊滅状態となり、寺院までの撤退を余儀なくされる。防御システムがダウンし、武器も少ない中、人類の勝機はほぼなく、「奇跡」を信じるしかない状態となってしまう。ソースから出ることができたネオは窮地にある人類を救うため、トリニティーと共に2人でコンピュータの本拠地「マシン・シティー」へ向かい、そこでコンピュータの支配者と、「エグザイル」となり、マトリックスの支配から独立したエージェント・スミスをネオが倒すことを条件に人類への攻撃をやめるという取引をする。ネオはスミスを倒し、人類とコンピュータの間に平和は訪れるのか。

「マトリックス」シリーズ最終作。
仮想現実ではネオとエージェント・スミスの対決が、現実世界では人類とコンピュータの対決に決着が訪れる。
第2作でほとんど種明かしされてしまっているため、今作ではネオとトリニティーの「愛」に全振りしたSFアクションという形になっている。

アクションについてはザイオン攻防戦のドンパチはスリル溢れるし、魅力的なキャラ達の登場があり、とてもワクワクしながら見ることができた。ザイオンの防衛システムとメカは男心をすごくくすぐられる。
マトリックス内でのネオvsスミスも、雨の中での殴り合いはまさにマトリックスの代名詞と言えるシーン。1作目のイナバウアー(?)とこの雨の中のバトルが1番「マトリックス」では印象に残る。

ストーリーとしてはトリニティー死んじゃうし、ネオはそのままマシン・シティーに連れていかれちゃうし、このままでいいの?って感じで終わってしまう。マトリックスでは設計者と預言者がプラグに繋がれた人類の解放について言及しているシーンもあるが、根本的な解決にはなってないような…
ちょっと腑に落ちない部分も残る終わり方だった。

とはいえ4作目の撮影はされているし、2021年中にも公開らしいので、続編でそこらへんも回収されるのかな?
キアヌもキャリー=アン・モスも年齢的にはワイヤーアクションとかできるのかなぁ…

とりあえず、4作目楽しみにしてます!